俺には小学生からの幼馴染みがいた
家は近くなかったしクラスも一回も一緒になった事はなかったが
よく二人で遊んだり、家に泊まりにきてたりした
家族ぐるみの付き合いみたいな感じだったと思う
その間ずっとクラスが一緒になった事は無かったが
よく昼休みとか、俺が眠くて寝てると
わざわざクラスをまたいで幼馴染みは声をかけてきた
晩飯食い終わった後、ふらっと家にきて
朝までゲームしたりババ抜きしたりと
まぁ恋愛みたいな事は高校まで無く
普通にだらだら遊んでただけだ
小中は本当、クラスをまたいで話にきてくれたり
家に遊びにきたりする程度だった。
知り合ったのがいつだったとか本当昔すぎて俺は覚えてない。
幼馴染みいわく、幼馴染みのクラスの子達と俺のクラスの子達で
公園で缶蹴りしたのが初めてだったらしい。
高校のときの話をする
高校生にもなると深夜徘徊とか
そういうのに憧れるようになった
俺よりもどっちかというと幼馴染みが憧れてたと思う
俺の部屋は一階にあって
よく幼馴染みが夜になると窓をノックしてきた
そうすると俺は部屋に置いてある靴を履いて
窓から外にでて二人で公園いったり散歩したりしてた
そういうのうらやましい
特にやることもなく
遊ぶ場所もなかったし
毎日会ってるから話す事もなくなってたけど
深夜の外は知らない世界みたいで
ちょっと危険な感じもしてて
毎日毎日外に出て公園とかで話をした
人に話を聞いてくる事が多かった。
特に荒唐無稽のない話が好きだったみたいで
ほぼ毎日昨晩みた夢の話を聞いてきた。
俺もほぼ毎日夢をみてたし
話すのが好きだったって事もあってそれに乗っかってた。
俺「あー、えーと…」
うろ覚えの夢を順番をたどることで正確に思い出すようにしてた。
幼馴染みは逆に話したりするのが苦手らしく
俺もまぁ別に話すのが得意ではないんだけど
幼馴染みは夢の話とかしなかったと思う。
幼馴染みが俺に夢の話をきいてくる頃くらいから
俺の中で幼馴染みを恋愛対象として見ていた。
それにたぶん幼馴染みも俺を恋愛対象として見てたと思う。
恋愛対象として見てたけど
俺は告白とかするのは違うと思っていた。
今までの関係が崩れてしまうような気がしたし
もし仮に付き合ったとして
それで別れる事になったら
もうこういう関係ではいられなくなると思ったからだ
幼馴染みもたぶん
俺と恋愛とかそういう関係になるのは
違うと思ってたと思うし
怖かったんだと思う
高校3年生くらいになって
クラスとかでは大半の人がHを経験している感じになっていた
真偽はわからないけれど
俺は童貞を公言してた事もあって
クラスでは俺のみが童貞という扱いを受けていた
主に何か言っても
「でも、童貞だし説得力ないなぁ」とか
そういう感じでいじられてた。
まぁお約束の落ちみたいな感じで
俺も楽しんでたのだけれど
俺は幼馴染みと付き合おうと思っていた
Hへの憧れが日々募っていった
別にHがしたいがために
付き合おうとは思ってなかったけど
俺の思春期は全盛期を迎えていた
だから毎晩毎晩会う度に
俺はいつ切り出すかとかそういう事を考えていた。
幼馴染みが俺に夢の話を聞いてきて
それに俺は答え
なんやかんや話した後
ちょっとした間があった
俺の中で今だと思って口にだそうとする
胸が張り裂けそうなくらい緊張してた
俺「あのさ…」
幼馴染み「ん?」
幼馴染み「うーん……」
幼馴染みはとても困った顔をしていた
複雑そうな顔をしていた
しばらくしてから
幼馴染み「時間をちょうだい」
俺はいくらでも考えてと伝えて
帰る時「また明日」と言った
窓をノックする音が聞こえ
俺は靴を履き幼馴染みと
何もする事が無い時間を楽しんでた
正直はやく返事を聞きたかったけど
幼馴染みはそれについては全く触れず
いつもと同じように
昨日みた夢の話を聞いてくるだけだった
俺はいい加減答えを聞きたくて
幼馴染みにもう一度告白をした
俺「あのさ、俺お前の事好きなんだけどうしたらいいかな」
幼馴染み「うん…ごめんね…返事かえしてなくて」
俺「付き合わない?」
しばらく間があってから
幼馴染みは首を縦にふった。
これは…
初めての彼女だったし
なんだろ、世界はバラ色だった
ちょう浮かれてた
そしてその日は何も無く家に帰った
質問攻めにあう俺
誰と付き合ったかとか
もうやったのかとか
どこまでいったのかとか
どう告白したのかとか
俺は鼻高々に
「Aクラスの幼馴染みだ」と言った
幼馴染みは顔も良いし胸もまぁあるし
俺は本当自慢げに言ってやった
だがみんな幼馴染みの事を知らなかった
たぶん知ってると思うけど。
昨日見た夢を正確に記録したりすると
現実と夢の区別ができなくなったり
頭がおかしくなるらしい
まさしくそれだった
今だからこそわかるが
俺に幼馴染みなんていなかった
幼馴染みとは夢の中でしか会った事がなかった
毎晩毎晩うちに来てたのも俺が寝てた時
休み時間に来てたときも俺が寝てた時
小学生の時から遊んでたつもりのあの子は
俺の夢の中だけの女の子だった
それを認識できたのはだいぶ後だ
みんなが知らない訳が無い
だって中学から一緒にあがってる子だっているのに
そいつに確かめるも、そんな奴しらないっていう
俺は急いで家に帰って母親に聞いたりした
勿論知らなかった
俺は夜を待った
窓をノックする音をひたすら待ってた
たぶん待ってる内に寝たんだと思う
窓をノックされる
俺は靴を履いて窓から外に出る
公園について幼馴染みに
昨日の夢の事を聞かれる
俺はこう話した
学校に行って
クラスのみんなにお前と付き合った事を話したんだ
そしたらさ
みんな
ここまで言って俺はすごく気分が悪くなった
突然吐き気がしたり
頭痛がひどくなった
耳鳴りがして
汗がとまらなくて
それで俺は話すのをやめた
というかこれ以上話すとなんかヤバいと思った
幼馴染み「え?なんで?」
俺「今日は帰ろう」
幼馴染み「なんか顔色悪いよ?大丈夫?」
幼馴染み「で、みんながどうしたの?」
俺は何も言わず逃げるように自分の家に帰った
いつも置いてある場所には埃がかぶった靴が置いてある
母親にもう一度幼馴染みの事を聞く
同じ返事が返ってくる
高校に行っても
幼馴染みはいない
高校の奴らも俺を心配してくる
俺は正直どっちがどっちだかわからなかった
俺の中にはこの高校の思い出もある
母親との記憶もある
でも幼馴染みとの思い出も小学生の時からある
どっちを信じていいかわからなくなってしまった
窓がノックされる
靴を履いて窓を出て
幼馴染みと公園に行く
幼馴染みは言う
「昨日大丈夫だった?」
「体調わるそうだったもんね」
俺は大丈夫だよ
今日は何する?とか
いつもと同じ事を繰り返そうとしてた
幼馴染みは俺に
「あ、そういえば昨日の夢の続ききかせてよ」
その日の前の日に話すはずだった夢の話をした
とてもほっとした気持ちになった。
夢の話をきいて幼馴染みが
「そんな事は現実にはおこらないよ」と笑う
俺はその幼馴染みの言った事を信じた
朝起きる夢を見た
母親のつくった朝食を食べて、高校に向かう夢
高校に向かって、俺に彼女がいないていの夢
ひどく体調がわるくて頭がぼーっとしてる夢
童貞キャラとしていじられる夢
それで俺はそれを夢と認識した時
夢の中なのだから何をしても怖くないと思った
その結果4階の窓から飛び降りた
足が複雑骨折になる夢
入院する夢
カウンセラーが俺と話をする夢
そんな夢をみて起きると
窓をノックする音が聞こえる
靴を履いて
公園にむかって
幼馴染みと延々と話す
それに信じてた。
夢と現実が逆になった生活を送ってた。
退院して高校をやめてカウンセラー通いの世界と
幼馴染みと過ごす世界
そして何日も幼馴染みと過ごしたある日
俺は幼馴染みとキスをした。
そしてHをしようとする
夢の中で夢みたいな感じだが
幼馴染みのあそこに俺のが入らない。
でかいというわけではない
入らないんだ
いくら試しても入らない
決して俺のが小さい訳じゃない
届かないんだ
俺の中に一つの疑念がうまれる
これ夢なんじゃないかと
見てるよ
母親にまた聞いてみた
幼馴染みの事
もちろん何回聞いても返事は同じだった
俺は高校をやめてから部屋で引きこもっていった
その日以来、窓をノックされる夢をみなくなった
たぶん自分の中で整理できたんだと思う
最初は本当病んでいたというか
整理できたと言えど恋人を失った気分だった
でもそれもだんだん夢だったのだと
しっかり認識できるようになった
しばらくして引きこもりもやめて
大検とって
バイトもして
高校の時と同じように
童貞をネタにできるくらいまでには戻った
よく会うようになった
ある日そいつと飲んだ日に
その事を話したんだ
そいつは一通り聞いてこう言った。
「もう整理もついてるみたいだし
こんな事を言うのもなんだけど
俺が思うにその子お前の事すきだったんじゃない?」
「わかんないけどその夢の子って
実際には夢の中で存在してたんじゃない?
それでお前に好意を持ってから
現実と夢を入れ替えようってしてたんじゃない?
夢日記をさせることで。」
俺はなるほどと思った。
それがつい最近の話。
まぁ落ちは無いんだ。
今では夢と現実は区別がついてるし
大学も卒業してニートやってる
でもその話を友人としてから
俺は夢をみるのが怖くなくなった
相変わらず彼女もいないし童貞だけど
今だったら幼馴染みと
夢の中の幼馴染みとして接する事ができる気がするから
現実では昏睡状態だったりしてな
・幼馴染みの夢
・高校卒業した今の夢
でも実際は昏睡状態で高校生のままっていう
よくわからない状態になるのか
すこしだけ気をつけてね
夢の中で夢の話をされたら特に
大遅刻してる夢とか、(自分の)仕事が出来なさ過ぎて思いっきり迷惑かけまくっている夢とか
こう言っていいのか微妙だが面白かった
幼馴染みはもしかしたら悪霊的な存在なのかもとか話してた
もしかしたら夢の中に引きずり込もうとしてたんじゃないか
みたいな話があった
まぁわからないけど俺は
あの子の事は夢の中にいる
幼馴染みと思っとこうっていうね
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コメント一覧
※ 1.
まとめブログリーダー
2014年04月11日 01:41 ID:s.ot0uyI0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
クラスの大半が経験済みまで読んで、
まーた作り話かと思って読むのやめた
※ 2.
私は名無しさん
2014年04月11日 02:14 ID:qpUWd23k0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
まあ創作なんだろうけど面白いな
乙一っぽいw
※ 3.
私は名無しさん
2014年04月11日 02:31 ID:1zEh7.Gx0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
昔の事を思い出す時、現実だったのか夢だったのかあやふやな記憶って結構あるよね
※ 4.
私は名無しさん
2014年04月11日 03:01 ID:HEfnTQQG0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
昨日か一昨日夢日記スレがまとめられてたかと思うとこれだからな
※ 5.
名無し
2014年04月11日 03:41 ID:lTORTGHe0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
この話を知らない状態で、こんな小説を読んだら感心するな
おもしろいと思う
星新一とかこんな話書きそう
※ 6.
名無し
2014年04月11日 06:13 ID:R2v1raZp0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
ぼくの考えたお話を発表出来る場があってよかったね
※ 7.
2014年04月11日 07:50 ID:JJSgUdo1O ※このコメントに返信する※
(e/d)
イマジナリーフレンドをこじらせるとこうなるのかなって感じ。
※ 8.
あ
2014年04月12日 04:35 ID:OGXOcVs5O ※このコメントに返信する※
(e/d)
偏差値の低い高校だな
※ 9.
私は名無しさん
2014年04月12日 07:36 ID:MFZSzPI80 ※このコメントに返信する※
(e/d)
世にも奇妙な物語風で少しおもしろい小説だった。
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