かつて力道山やジャイアント馬場、アントニオ猪木といった人気レスラーを擁し、テレビの人気をほしいままにしたプロレスだが、レスラーの高齢化や内紛、団体の離合集散で人気が低迷。
次々とテレビ中継は消え、試合会場には閑古鳥が鳴いた。
ところが今年、その会場は若い女性や家族連れで埋まり、チケットの入手も困難に。
再び人々を熱狂の渦に巻き込んでいるプロレスに何が起きているのか。
赤、黄、黒のマフラータオルを首に巻いた人たちが歓声を上げる。
新日本プロレス(新日)の試合が行われた先月二十二日の東京・後楽園ホール。
二千人収容の会場は立ち見席までびっしり埋まり、人気アイドルのコンサートのような興奮が会場を包んだ。
観客の半数近くは女性だ。甘いマスクの棚橋弘至が登場すると、野太いコールに交じり、黄色い歓声が飛ぶ。
「女性ファンや家族連れが増えたのはここ数年のこと。うれしいです」。
新日の苦難の時代を知る棚橋は感慨深げに語る。
一九七二年に猪木が設立した新日は九〇年代に武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋の「闘魂三銃士」が人気を集め、東京ドームに五万人を動員。しかし、棚橋が入団した九九年はプロレス界に斜陽の色がくっきり表れていた。
前年に猪木が現役を退き、この年、馬場が亡くなる。
代わって総合格闘技のPRIDEなどがブームとなり、新日からも有力選手の退団が相次いだ。
「パイプいすの数が目に見えるように減っていた。プロレスは何度倒されても立ち上がる姿を見せる競技なのに、攻撃的な総合格闘技に近づこうとしてプロレスの良さが失われていった」。棚橋は振り返る。
転機となったのは二〇一二年一月。子ども向けのカードゲーム開発やコミック雑誌を発行する異業種の「ブシロード」が新日を買収する。
大規模な宣伝広告を仕掛け、夏のメーンイベント「G1クライマックス」に向けてJR山手線などの主要駅に大量の広告を打ち、優勝決定戦の両国国技館を満員にした。
ブシロード社長の木谷高明の念頭にはライブの動員数を増やして活況を取り戻してきた音楽業界があった。
「会場で盛り上がれるプロレスも必ず成長産業になる。人気が出れば、過去の映像やレスラーのキャラクターはビジネスになる」。木谷は買収の背景をこう説明する。
(>>2以降に続く)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2014122802000154.html
満員の観客が埋めた新日本プロレスの試合会場。ライブ会場のような盛り上がりを見せる
引用元: ・【プロレス】プロレス人気が復活・・・再び人々を熱狂の渦に巻き込んでいる、専門誌『ゴング』復刊
ブシロードはさらに自社のカードゲームや漫画と連動させ、子どもたちの間でプロレスの認知度を高めることに成功。
グッズ販売にも力を入れ、現在六億円を稼ぎ出すまでになった。
今月には動画配信サービス「新日本プロレスワールド」を立ち上げ、過去の名勝負や主要大会のライブなどを月額九百九十九円で楽しめるようにした。
リングにはオカダ・カズチカが登場する。
米国での武者修行から帰国すると当時ヘビー級王者だった棚橋をいきなり破る大金星。
以後「棚橋VSオカダ」は注目の黄金カードとなる。「レインメーカー」(金の雨を降らせる者)の誕生だった。
新日復活を信じて、地道なプロモーション活動やファンサービスを続けてきた棚橋は「まだまだ、発展途上」と謙虚だ。
目前に迫る一月四日の東京ドーム大会ではオカダとの対戦が待つ。「オカダのようなスターの誕生は新日の追い風になった。
しかし、自分もいつか一人でドームを満員にできるような存在にならないといけない」
テレビ朝日のプロレス番組で解説を務める金沢克彦(53)は新日復活について「宣伝効果と選手の世代交代に成功した。ファン層ががらっと若返り、女性ファンと子どもが返ってきた。
新日を中心にそれぞれの団体が盛り上がっている」と語る。
◆7年半ぶり復刊
プロレスファンに懐かしい「ゴング」が来月23日に復刊される。
プロレス専門誌として1980~90年代に人気を博したものの、2007年3月に休刊。レンタルソフト店最大手「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのアイビーレコードが発行元となり、月刊誌として再出発する。
「なにより僕自身がプロレス好きでゴングを復刊させたかった。約1年前に試合会場の盛り上がりを見て、ブームが来ると予感した」。編集人を務めるアイビーレコードの酒井善貴社長(51)は話す。
復刊される「ゴング」は69年創刊の「別冊ゴング」の流れをくむ。
別冊は84年に「週刊ゴング」と改題され、90年代初めには30万部を実売。
「週刊ファイト」(廃刊)や「週刊プロレス」と3大プロレス誌の一角を占めたが、総合格闘技ブームの到来でプロレス人気が低迷、出版不況も相まって部数は激減した。
さらに経営陣の不祥事が明るみに出て、事実上の廃刊状態となった。
「ゴング」の商標を獲得した酒井さんは、新雑誌の編集長に「週刊ゴング」元編集長で、テレビ解説者の金沢克彦さんを起用。
9月発売の「ゴング0号」(写真)は、売り切れ店続出の人気となった。1月発売の創刊第1号に続き3月からは月刊化する。
金沢さんは「80年代は週刊の時代。今の情報社会では週刊でも決して早くないし深くもない。しっかりした読み物を読者は求めている」と月刊の理由を説明。レコード業界でヒットメーカーとして知られる酒井さんは「売れる物には商品から出てくる色気がある。
かっこいい物を作りたい」と意気込む。
(おわり)
子供の頃は良く見ていて興奮したが
今では全く見る気もしないよ
「ショー」という言葉に随分ネガティブなイメージを持ってるんだな、おっさん。
大人が楽しむショーもあるよ。
ライブも映画もスポーツの興行も全部ショー
バカだろお前
プロレス中継に戻るべきじゃないか
今で頭打ちだろう
新日ブームが去って視聴率でたけし城に苦戦するようになって
金曜夜8時のプロレス中継は終了してしまった。
アメプロも合わせて人気が復調気味だから
月イチとかのゴールデン興行は面白いかも
なにせ現行の地上波コンテンツが糞過ぎる
ただあの本気で殺しあってる!と思った時代とは違うからなあ、ブームにはもうならないだろうね
途中で冷める奴は人間的にまだまだ浅いわ
だいぶカラーや雰囲気が変わってたけど面白かったわ。
人気のあるサブカルとしては復活したよね
初代タイガーの正体とか気になってた小学生の頃の熱狂とは
多分もう違うところへきたけどね
八百長丸出しなのにスポーツ新聞ですらそのことに全く触れもしない。
ファンも記者もそのことを追及しない。
「何で簡単に避けれる技を避けないのか?」
こんな素朴な疑問をファンもマスコミも誰もプロレスラーに問わない。
それでも数十年続いてるプロレスは何か不思議な魅力かあるんだろうね。
他の団体は多少のおこぼれはあるかもしれんが厳しいぞ。
>>46
そういう質問をして来る奴実際にいるけど、結局気付いたのは、
そういう質問をしている奴が納得する答えはないってこと。
ただ、実際にプロレスを見て、面白いと思って見続けるようになれば、
そのような疑問を持つことはなくなる。
新日、全日、W1なんかを合間に
見ると余計に面白い。
昔ながらのプロレスのイメージの
ままの人がかなり多いんじゃない
だろうか。
プロレスは団体を越えて、統一された安全教育を導入した方がいい。
なんかあるとその度に話は持ち上がるがすぐ頓挫するな
八百長を自認する構図になるので躊躇するのは分かる。
だが、三沢の死を称賛する奴は誰もいなかった。
つまり、見てる側はガチっぽい演出であれば充分だったって事だ。
このまえ武藤との対談みたけど、アタマいいんだな。
ちゃんと自分たちの置かれてる立場がわかってたんだなと感心したよ。
逆に格闘技ブームはなんだったのか、何を残したのかって検証をすべきだな。
ギャラの高騰が一番の崩壊要因だろうね
格闘技ブームは一過性のものだって当時から思ってたけど案の定その通りになった
総合ブームの時に進む路線がブレまくったからな プロレスは・・・
総合ブームが去りダメージを負ったプロレスがようやく回復したと見える。
ただ今の時代、幻想を抱かせるような昔のプロレスみたいには出来ないだろうし
目指すところってのは、そんなに高い位置は無理だろうね。
ギャラの高騰と放映権とかそういうやつ。カネの問題が全て
武藤んとこもつらいっしょ
武藤のところこないだ見に行ったけど、ファンが駄目だ
高校生ぐらいのも含めてきたない野次ばっか飛んでるし
ガラガラのスタンドで必死に応援してた中年のおっさんは
元気かなあ
あれこそ「復活の火種」だったんだな
東京ドームに五万人。
皆が皆、騙されてあげている。
プロレスは「禁断の果実」。
一度、ファンになれば10年続く。
格闘技でもスポーツでも演劇でも無い。
プロレスはプロレスというジャンル。
日本では育てるの無理かな。昔は育てなくてもアンドレ、
キングコングバンディみたいなのが来てくれてたけど。
アンドレはモンスター・ロシモフ時代に国際プロレスに初来日した時、
AWAの帝王バーン・ガニアも初来日で一緒になって
後のアンドレ・ザ・ジャイアントが誕生するきっかけは日本だったが。
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コメント一覧
※ 1.
私は名無しさん
2014年12月29日 11:37 ID:leCG.W9d0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
俺が小学生の頃からやってる獣神サンダーライガーが頑張ってるのを見ると俺も頑張ろうと思える。
ありがたい存在だわ。
※ 2.
私は名無しさん
2014年12月29日 11:51 ID:43kx8h2d0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
プロレスは弱者へのエールだからな
規格外にデカイ男が全力を出す迫力に勇気を貰うことへの魅力というのは
時代性ありきだからそういう魅力が必要な時代にまたなってるんじゃないの?
※ 3.
まとめブログリーダー
2014年12月29日 12:03 ID:HiKhNJ.p0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
芸スポっておっさん多いんだな
※ 4.
あ
2014年12月29日 12:04 ID:hx9u7asM0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
八百長八百長言っても
次はこいつが推されるんだなぁってタイミングで
ビンタでアゴ粉砕されて欠場とかあるからなw
※ 5.
.
2014年12月29日 12:06 ID:dpuWcdbd0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
最近は選手一人一人のキャラクターが強いからな
弱いのに大声援もらって戦うこけしとか好きだわ
※ 6.
私は名無しさん
2014年12月29日 14:03 ID:.l.BNFKJ0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
k1 プライドみたいに短期間でのし上がると
どうしても金の問題で、あっちの方の世界が絡んでくるしな
まあ国内だけだと、それでもどうにかやれたんだろうが
海外まで本格的に動き始めたんで留めさされた
総合にしろ立ち技のキックルールにしろ、今もそれなりに国内で試合
行われてるしそこそこ有名(だった)な日本人選手も出てたりするんだが
人気は逆戻りって感じだよね>マイナー競技に
※ 7.
私は名無しさん
2014年12月29日 14:13 ID:.l.BNFKJ0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
>豪華さに欠けるのは化け物じみたスター外国人レスラーを育てきれないからかな
育てられない訳でも無い、ただ時間掛けて育てても
人気も出始めてこれから稼ぎ時だ!って時にWWEに持っていかれるしな
(昔だと新日、全日で奪い合いにもなったし)
それなら最初っからWWEから取られない日本人スターを育てといた方が
経営としては健全って話
ハンセンみたいに日本に愛着もってやってくれる人は少ないしね
※ 8.
私は名無しさん
2014年12月29日 15:16 ID:APZiOPvp0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
いまだにプロレスは八百長(キリッ
みたいなアホが居るんだな。
八百長ってのは勝負事での不正の事だ
映画のロッキーを見て「あんなの八百長だ」
とか言ってる奴が居たらアホじゃねえの?と思うだろ
それと同じ事だぞ
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