マシュマロ2個食べる子は「生涯幸せ」。1個のコは……
前回の記事では「『コップの水』を飲む人は、富裕層になれない」
(http://potato.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1454059936/)という内容を書きました。
要約すると次のような内容です。
<戦略的に「みっともなく生きる」ことの狙いは、主に2つ。第1に、将来何かに投資するための「種銭」をコツコツつくること。
第2に、質素倹約の習慣を完全に定着させること。この習慣とは、例えるならば、コップにたまった水をそのまま飲むのではなく、
コップからポタポタ溢れる水を舐めて我慢するという行為。そんな生活を維持すれば、仮に大金を得ても、いたずらに浪費せず身を持ち崩すこともなくなる>
この私の考えに対して、読者の方から、通帳にお金がある程度貯まってくると「あれも買える、これも買いたい」と想像して、
お金を使いたいという欲求に抗し切れない、浪費について自分を抑えることができない、という意見をいただきました。
コップの水が一杯になって溢れるのを待たずして、途中でコップの水を飲んじゃうということです。
そんな読者の方に参考になる実験をご紹介します。スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが50年にわたって行った、
のべ600人参加の大規模な実験です(詳しくは『マシュマロ・テスト 成功する子・しない子』を参照ください)。
この実験は、使われた報酬の名前にちなんでマシュマロ実験と呼ばれています。
実験は、スタンフォード大学のビング保育園(心理学部の教育研究機関)で行われたもので、
4歳の園児たちにマシュマロ1個を今すぐもらうほうを選ぶか、それとも最長20分待ってマシュマロを2個もらうほうを選ぶかを選択させました。
まず、実験室内でマシュマロを1個テーブルにおきます。マシュマロの脇には卓上ベルがあり、
いつ鳴らして研究者を呼び戻し、1個のマシュマロを食べてもいいです。しかし、研究者が戻るまで待って、
20分の間、席を離れたりマシュマロを食べ始めたりしていなければ、2個のマシュマロがもらえます。
ご想像のとおり、園児たちは目の前の魅力的でよだれのでそうな誘惑に抗し、むしゃぶりつきたくなる衝動を抑え、
もがき苦しみ、悪戦苦闘し、味見を我慢するための創意工夫を凝らします(マシュマロ実験の一例はこちら https://www.youtube.com/watch?v=QX_oy9614HQ
)。
4歳児たちのことですから、当然お菓子を食べたいという生理的欲求のほうがそれを我慢しようとする自己抑制や理性を圧倒してしまいます。
いわば欲求に屈服するグループ。これに対して、自己抑制によって生理的欲求に打ち勝つグループもいます。前者と後者の割合は、2:1です。
興味深いのは、その後50年にわたる追跡調査の結果です。
欲求に打ち勝つことができたグループ(全体の3分の1)は、そうでないグループと比べて、何が違ったのか。
・大学進学適正試験(SAT)の点数が良い
・中年になったときの肥満指数が低い
・自尊心が高い
・ストレスにうまく対処する
という結果になりました。マシュマロ実験によって、「自制心」と呼ばれる「将来のより大きな成果のために、
自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」が、人の社会における成功に重要であることが判明したわけです
マシュマロ実験によってその機能が明らかになった自制心は、その後数十年という歳月を経て技術が発達すること
でfMRI(機能的磁気共鳴画像法)によって、直接視覚化されるようになったそうです。
動物的な生理的欲求、衝動をつかさどる「ホットシステム」は、脳の扁桃体というヒトの進化の初期に発達した場所です。
一方、理性によって自制を働かせる「クールシステム」は進化の後に登場した前頭前皮質という場所です。
そして、そういった心の働きは以前であれば外部からはうかがい知れなかったのですが、fMRIによって脳のどの部位が
優位に働いているかを直接画像などで見ることで理解できるようになったといいます。つまり、心がビジュアルとして見えるわけです。
(中略)
引用元:【マネー】マシュマロを我慢できずに食べる人は富裕層になれない
アプローチが正解なのではないか、と思います(前回お話したとおり、富裕層になるには年収をあげるという戦略は累進課税の観点からは必ずしも正しい戦略とはいえません)。
さて、研究者が部屋から出て行った途端にベルを鳴らしてマシュマロにむしゃぶりつく子供の様子を果たして大人たちは笑うことができるでしょうか。
●新年の計画でタバコをやめると決意し、部屋中のタバコを水につける。しかしその後、またタバコを買いに行く。
●会社帰りにコンビ二に寄ってスイーツを買うのをやめると決意する。しかしその後、「自分へのご褒美」をあげなければならないと感じて、再びコンビ二に立ち寄る。
●パチで大負けして、財布の中には電車代の1000円しかなくなる。しかしその後、その1000円も台に飲み込まれてしまい、またキャッシングに走る。
●ゲームで高額の課金をして、無駄遣いした自分に腹が立ってスマホを投げつける。しかしその後、自分で壊したスマホを修理したはいいが、またゲームを再開する。
●不倫をして慰謝料を請求されて離婚する。しかしその後、別の人と不倫をする。
これ、マシュマロにむしゃぶりつく子供とどこが違うでしょうか。
こうした目の前の多くの欲望こそがコップに水を溜まらなくしてしまっている「犯人」です。これらすべての衝動は小さいながらも着実に資産を蝕みます。
特に最後の離婚については、これまで長年の間夫婦で協力し合って形成してきた資産に対して破滅的な悪影響を与えます。
人々はその悪影響度は大きいと気づいているのに、離婚する人は絶えません。
快楽と幸福は違います。
薬物中毒で逮捕されたことが原因でキャリアが台無しになった事例をあげるまでもなく、一時の快楽がその後の人生における
キャリアや家庭生活、幸福を台無しにする例はこの世の中にはあまりにも多いです。長期にわたって幸福を追求したいのであれば一時の快楽を抑制する自制心が必要になります。
これは、資産形成においても全く同じです。
今の自分に資産を割り振ることなく報酬を先延ばしにすれば、生涯をトータルした場合に圧倒的に多くの報酬が得られます。
しかし、自制が効かない大人は少なくない。こういう人は一度、マシュマロ実験の結果をよく確認するといいでしょう。
昔、バブルの真っ最中に「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」というCMがあって、その享楽的な考え方に驚き、
こういう人間にだけはならないようにしようと心に誓ったものです。
その後、バブル崩壊に伴い、王様たちは消えていきました。王様の一晩の飲み代があれば、もう一度人生を再起できたにもかかわらず。
僕は正反対です。「奴隷のように働き、奴隷のように暮らす」。
そういった、勤勉・質素の暮らしを継続してきた結果、平凡な能力しか持ち合わせてなかったけれど、
王様のような生活をやろうと思えばやれる地点にまで到達しました。やりませんけど。
富裕層になるということは、衝動的な欲求を動かすホットシステムをいかに抑制して、長期にわたる目標を追求して、
理性的に考える実行機能を鍛えるかという、心の問題にかかっているのかもしれません。
資産を形成するという活動にはコツがあります。
それは、自分にはきっとやり遂げられるという信念を持ち、そのためのスキルを学び続けるということ。そうやって
自分を富裕層に一歩ずつ近づけていく。そのプロセス自体が自己効力感を伴う楽しい体験になる。それこそが最高のプライスレスな「報酬」になるのだと思います。
アホか
マロの方かな
欲求は先延ばしすればするほど人は幸福になれる
無理矢理に口へ入れてみたけど食えなかったwww
鶴の子は知らんが
マシュマロ嫌いなんで
俺も当てはまらんなwww
マシュマロ食おうが何食おうが富裕層だっている
住宅ローンなんかで身分不相応な暮らして
人よりカネを貯めるのは難しい
先に1個もらう方を選ぶわ
レモンかけを我慢できるかどうか?
そういう行動が取れる
貧乏人脳の奴が無理矢理我慢してもストレスが貯まるだけ金持ちになれるような奴は誰に言われなくても自然に
教育した結果じゃなないの?
教育、躾の行き届いている子は
その後成功しやすいだけだろ
所得の先取り、借金して買わないと
身の丈を越えた身の程知らずなこと考えて使うと、好景気になる
もっと違う物をねだるのが正解だろ。
今の時代お前らから金と時間を奪わんとする無駄な刺激が多すぎる
その刺激から逃げるためには欲求をとにかく先延ばしにすること
何週間後かに振り返ってみるとそんなもん必要なかったってメタ認知できる
人生は短い。自分の有限な資源を意味のない選択と行動に奪われるな
それでも湧き上がってくる欲求こそがお前の進む道だ
特化せよ。ゼネラリストなんかになるな
死ぬまで富裕層になれない
金は生かすために使うもの
それが資本主義
日本も年金で同じ詐欺をやっていて年金を早く受け取る程
受給額が減る
後から貰えるという約束とリスクをどう考えるかだよ
早く受け取れば少ないが確実に手に入る
漏れはチョコレートの方が好きなのでね^^; ゴディバやリンツのチョコなら直ぐに喰うのに。
4歳で人生決まってるかのような論理の建て方をするやつは明白にアホだ
大事なのは才能を持って生まれてくる事なんだろ?
↑我慢出来る
マシュマロ
仏壇にありそうなお菓子(謎のゼリー的なもの)
カントリーマアム
越えられない壁
かっぱえびせん
アルフォート
↓我慢出来ない
本文とは関係無い
修得しておいて損は無い
もっと水飲みたいという野心家や他の人に水を分けようという慈善家の経営者は多いが節制に拘る経営者は少数派
最近1日1食にして外食全くしなくなったら痩せて健康になるし
何よりお金が全然減らなくなってしまった
後者の方が我慢したので自制心が強いと考えられます
同じ幼稚園でも親の年収考慮しろ
溶けるし
判断と行動を鈍らせるムダな我慢や倹約はしない。結果に繋がらないから。
金等に困ったことはない。
嫁と息子と何不自由なく暮らしてるわ。
どういうことなんだ?
ケースバイケースか?
マシュマロを食べるタイミングも子供によって違うし
同じ実験を別の日にしても同じ結果にはならないと思う
いいね!しよう
本日注目の話題!
コメント一覧
※ 1.
まとめブログリーダー
2016年03月05日 22:31 ID:aAO29rS70 ※このコメントに返信する※
(e/d)
子供の頃は頭が良かったって底辺は意外に多いと思う。やはり中〜大学が重要
※ 2.
xx
2016年03月05日 22:40 ID:nduoUUgJ0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
人の研究結果を、追試もせずに否定してたら、新しいものを生み出すことなんかできないぞ
※ 3.
どぶろくK
2016年03月05日 22:52 ID:M8O7oHbW0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
マシュマロって買ってまで家で食べることはないが
※ 4.
まとめブログリーダー
2016年03月05日 23:02 ID:KUguvdEW0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
何かマウスを使った実験みたいですね
※ 5.
私は名無しさん
2016年03月05日 23:02 ID:wfZu4.jv0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
例えで言ってるのに、マシュマロ嫌いとか言いながら
うだうだ言ってるからこいつら成功しなかったんだなと思ってる
※ 6.
名無し
2016年03月05日 23:08 ID:iwa4ZZws0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
焚き火を目の前にして
マシュマロを焼かずにいられる
アメリカ人など存在しない
※ 7.
私は名無しさん
2016年03月05日 23:31 ID:FQFVD7Js0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
マルサの女で同じ様な事言ってたわ
※ 8.
2016年03月06日 00:39 ID:0djfCxFq0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
マシュマロだから適当に見てしまうがこれが「好みの女の子のおっぱい」だったらどうだろうか?目の前におっぱい丸出しの好みの女の子、片方だけならいつでも好きにしていいが20分待てば両方好きに出来るとなったら耐えられるだろうか?
※ 10.
私は名無しさん
2016年03月06日 05:52 ID:Csj.bVf.0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
4歳時の時点で差がでるってことは教育なんかよりも
生まれついた脳の差なんじゃないのか
※ 11.
私は名無しさん
2016年03月06日 06:02 ID:qegaXSF30 ※このコメントに返信する※
(e/d)
同い年で幼児のときスーパーに行ったらお菓子をレジに行く前に開けて食べてしまう子がいた。自分は家に帰ってから食べた。
あの子は高校出るとすぐに働いて結婚もして家を建てた。自分は今でも独身で職業をスキルを高めるために低賃金の会社と終業後、休日に勉強を続けている。勉強がまだ役に立っておらずたいしたお金にはなっていない。
※ 12.
名無しさん
2016年03月06日 15:56 ID:LriJH6Z.0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
20分時間を失うくらいなら1個でいいさ。
コメント投稿