http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41396175
ローリー・ギャラガー
ハエを叩こうとすると、いかに相手が自分より素早いか実感する。ずっと。しかし、小さいハエの脳みそは極小だ。それなのにいったいどうやって、私たちをあっさり出し抜いていくのか。
家の中でハエを追い、靴を振り回して叩こうとしてもあえなく失敗。こんな経験がある人は、不思議に思ったことがあるだろう。
いったいどうやって、あんなに速く動けるのか? こちらが何を考えているか、読めるのか?
BBCワールドサービス番組「クラウドサイエンス」で、小さな生物が持つ驚異の能力について扱った際に、視聴者から寄せられた質問だ。
結論から言えば、あなたや私と比べるとハエは世界をスローモーションのように見ているから。それが答えだ。
たとえば、時計の針を見てもらうといい。あなたという人間にとって、針は決まった速度で動いている。しかしカメにとってはその倍の速度に見えるし、ハエにとっては4分の1の速度でのろのろと動いている。つまり時間の感覚は、生物の種類によって異なるのだ。
生物は周囲の世界を連続的な映像として見ているため、この違いが起きる。実際には、眼が捉えて脳に送った画像を、1秒あたり何コマと決まったコマ数でつなぎあわせている。人間が外界を認識する速度は1秒60コマ、カメは15コマ、ハエは250コマだ。
全て相対的
脳の画像処理速度は、「フリッカー融合頻度」と呼ばれる。一般的に、生物の個体が小さければ小さいほど、臨界フリッカー融合頻度が速い。とりわけハエについては、私たちはとてもかなわない。
ケンブリッジ大学のロジャー・ハーディー教授は、ハエの眼の仕組みを研究しており、ハエのフリッカー融合頻度を測る実験を行っている。
「フリッカー融合頻度とは単に、連続した光として認識されるためには、どのくらい速い点滅速度が必要かという指標です」とハーディー教授は言う。
教授はハエの眼の中にある、生きた感光性の細胞(光受容体)に小さなガラスの電極を挿入する。そしてLEDを点滅させ、点滅の間隔を次第に短くする。LEDが点滅するごとに光受容体に小さな電流が生じ、コンピューター画面にグラフとなって表示される。最速のハエは、1秒間に400回の点滅を個々の光の点滅として捉えることができる。人間より6倍以上速い。
生物で最も速い視力を持つのは文字通り、「キラーフライ」(殺人ハエ、ムシヒキアブ)と呼ばれる種だ。欧州固有のごく小さな捕食生物で、他のハエに対して驚異的な速さで反応し空中で捕える。ケンブリッジ大学の「ハエ研究所」で、パロマ・ゴンザレス・べリード 博士はメスのキラーフライが入った特殊な撮影用の箱の中にミバエを餌として放ち、キラーフライの狩猟動作を見せてくれた。
ゴンザレス・べリード博士は録画メモリー付きのスローモーションビデオカメラを使い、1秒1000フレームの解像度で録画する。接続したコンピューターで常に映像を記録し、12秒ごとに上書きして保存している。ハエが動くと、博士はボタンをクリックして最後の12秒間を別個に保存する。
「私たちの反応速度はあまりに遅くて、何かがあったから録画を止めようととしても、それはすでに終わってしまっている」とゴンザレス・べリード博士は言う。要するに私たちは、録画したいハエの動作が終わってしまう前に、録画ボタンを押すことさえできない。それほど速いのだ。
ハエ対ハエ
撮影箱の中にキラーフライとその餌となるミバエを入れると、最初の内はキラーフライは動かず止まったままだ。しかし、1匹のミバエが7センチほど飛び上がると、キラーフライがパッと動いたかと思うと、次の瞬間、箱の底で震えるミバエに食いついていた。
コンピューター上のスローモーション映像を見ないと、何が起こったか分からない。キラーフライは飛び上がり、ミバエの周り3周してつかもうとした後、逃げようとするミバエをうまく前脚で捕えていた。
飛び上がってから着地するまでの一連の動作は1秒しかかかっていない。人間の目には、一瞬のまたたきにしか見えない。つまり逆に言えば、人間がハエを叩こうとする手の動きは、向こうにしてみればカタツムリなみにノロノロしているのだろう。
(リンク先に続きあり)
(英語記事 Why is it so hard to swat a fly?)
引用元:【いきもの】ハエを叩き落とすのは、なぜこんなに難しいのか? 専門家が分析 BBCリポート [無断転載禁止]©2ch.net
蝿は速ぇからな
プロ野球選手の投球もハエがとまるような速さで見えるん? (´・ω・`)
見越し射撃の天才だったんよ
豆知識
ハエの漢字の由来は、虫編に羽音の「ブーン」をつけて「蚊」
>>7
かじゃねーか!
>>8
ハエ
箸でつまめば簡単
>>1
また理系ステマかよ
数年前にハエの反応神経伝達距離が人間より遥かに短いからって決着してたろ
しつこいんだよよ理系
ハエに障害物を検出して避ける能力があるからじゃないの?
もしかしてハエ叩きって日本にしかないのか?
>>12
どうなんだろう。
何年か前に雑木林に落ちていたシュロの葉で作った奴、
出番がないから飾ってあるわ
>>12
しょっちゅう成田に来る海外の航空会社の人はいくつも買ってくみたい
犬猫なら勝てそう。犬は動体視力がもの凄く良くて、テレビとかパラパラマンガよりも遅く見えてるとか聞いたな。
殺虫剤かけりゃええだろ
日本人なら物心ついた頃から箸でつまむ訓練受けてるから余裕
宮本武蔵は箸でハエを掴むけどな!!
知らんかった
BBCらしいな
そのうち地球ドラマチックで放送されるだろう
力は要らないだろ
でかいバインダーで軽く押さえれば終わり。
ハエって体力ないから諦めず追いかけ続ければ倒せるぞ
人間は体力が多い
飛んでいるハエを叩く所作は居合いに通じるよね
壁に止まってるハエならジャブで殺せる
飛んでるのはむり
俺の手刀はハエでも見えない
空中のハエなんてハエ叩きで叩き落せるだろ
俺は子供の頃、かなり叩き落したぞ
今はもうハエがいなくなったけどな
ハエたたき買ってから一度も成功したことない
手に取ったら飛んでいくし腹たつわ
ハエや蚊は掃除機で吸うのが一番楽
ハエが大きかったら、そこまで速く感じないと思う
新聞紙を丸めて撃つと時々当たる
電撃ラケットでスマッシュ!
電撃ラケット使えば楽ちん
そこで化学兵器ですよ
クツで叩くとか...
対ハエ用イージスシステムの開発が待たれるな
むかしTVで、
画鋲を投げて飛んでる蠅を仕留めるオバサンを見た気がするが、
あれは超人だな。
ハエ殺すとか出来ないお
いつも家に入ってきたら逃してる
蚊もできたら手で握って逃してる
虫、殺すなんて酷いお
>>61
どこかの聖人様のようなお話だ。
寝てる時の蚊の接近音にイラつかないとしたら大層な偉人だ。
そのまま教祖様になられるがよい。
叩く方の風圧で逃げるだけ
素早く叩くのは無駄
うちのハエ叩きはテニスのラケットくらい大きいからな。どんなハエもお陀仏さ
>>64
それ卑怯ですね...
ナイトスクープで飛び立つハエを箸で掴んでたぞ。
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コメント一覧
※ 1.
a
2017年09月30日 11:42 ID:ew.X7t570 ※このコメントに返信する※
(e/d)
はぇー(へぇー)
※ 2.
7743
2017年09月30日 11:53 ID:g4fEsXBA0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
叩くだけなら気合いでなんとか出来るが致命傷にはならないな…
俺は蝿に勝ちたいんだ!って熱い人以外は殺虫剤使った方が楽
※ 3.
私は名無しさん
2017年09月30日 11:54 ID:JuAlcrQ20 ※このコメントに返信する※
(e/d)
部屋の天井をハエ叩きにして落とす
※ 4.
あ
2017年09月30日 12:07 ID:BOf.Uhn80 ※このコメントに返信する※
(e/d)
濡れタオルや厚手の洋服で鞭のように叩く
あいてはしぬ
※ 5.
私は名無しさん
2017年09月30日 12:26 ID:XBisttfn0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
はえは掃除機に弱い。掃除機を作動させ、吸い口を静かに寄せていくと簡単に吸い込まれる。
※ 6.
私は名無しさん
2017年09月30日 13:13 ID:2G5tfX3A0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
夢で、体の動きがすっごく遅くてまどろっこしいの見たこと無い?
250倍速じゃ、それも相当なもんだろうなw
※ 7.
私は名無しさん
2017年09月30日 15:41 ID:EokNXML30 ※このコメントに返信する※
(e/d)
攻撃する得物が起こす風で吹き飛ばされるからなんじゃねーの?
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