特に1990年代の終わり頃からは、アーティストの内面から紡ぎだされるリアルな言葉への“共感”を口にする人が急激に増えた。
しかし、ここ最近のヒットを振り返ってみるとメロディとの親和性や言葉の響きなど、内容よりも語感や耳なじみの良さを追求するアーティストが増えているように感じる。
音楽における「歌詞」の役割は変化しているのだろうか?
■乱立していた“ブログ風”の歌詞
日本の音楽における歌詞は、近代に限らずいわゆる“流行歌”の時代から重要な役割を担ってきた。
職業作家が紡ぎだした幅広い層に心に響く歌詞は、多くのヒットを生み出し、その時の“時代を映す鏡”として現在まで歌い継がれている。
時は経ち、近代では自分で作詞、時には作曲までも手掛けるシンガー・ソングライターが増えたことにより、ルックスや歌声などに加えて、歌詞が音楽を“選ぶ”基準のひとつとなった。
それに伴って、歌詞にも、幅広い層に届く普遍的なものよりも、よりそのアーティストのオリジナリティが求められるようになってきた。
例えば、1998年にデビューした浜崎あゆみ。彼女が若い女性のカリスマとして君臨した大きな理由は、若者ならではの葛藤や恋愛観など、自身の体験から生み出される赤裸々な歌詞だった。
まるで聴き手のことを歌っているかのような歌詞は、当時の若い女性たちに大きな共感を呼んだ。
浜崎に限らず、近代の日本の音楽界のスターたちは、自らが紡ぎ出すリアルな言葉で若者の気持ちを代弁し、時代のカリスマとなってきた。
アーティストたちが魂を削って綴った言葉の数々が、若者たちの心を捉えたのだ。
J-POPにおいて歌詞が重要視される傾向は2010年代に入っても変わらなかったが、内容には少しずつ変化が見えるようになった。
いわゆる“着うた系アーティスト”の台頭や動画サイトなど、より音楽を手軽に聴ける環境が整ったこともあって、何気ない日常を歌詞として綴った曲が好まれるようになったのだ。
メッセージを投げかけ、聴き手にも何かしらの気づきを与えるものよりも、心に直接伝わるようなストレートな言葉が並べられた歌詞。
純粋な“ブログ風”の歌詞は近年のひとつのトレンドとなってきた。
■意味を持たない歌詞 洋楽を聴く様な感覚
確かに、最近のヒット曲を聴いてみると、歌詞に“深い意味を持たない”曲も増えてきているように思う。
それを裏付けるように、音楽の聴き方に関するアンケート調査を取ったところ、最近のリスナーは音楽を選ぶときに「歌詞」よりも「メロディー」「歌声」を重要視していることがわかってきた。
もちろん、それぞれのアーティストなりのメッセージは込めていることは間違いないだろう。
しかし、歌詞そのものが前面に出るのではなく、曲全体のグルーヴ感を演出する要素のひとつとして、メロディーとの親和性や語感のほうが重要になっている気がするのだ。
これには様々な理由が考えられる。例えば、若いリスナーにジャンルという概念がなくなってきていること。
以前、20代前半の若者と話をしたときに「Kis-My-Ft2と洋楽を同じ感覚で聴いている。
でも洋楽の歌詞の意味はよくわからないんです」という話をしていた。J-POP、アニメソング、ボーカロイドと同じような感覚で流行の洋楽作品を聴く。
スマートフォンなどをいじりながら“ながら聴き”する若者が増えていることも関係しているだろう。共感する言葉よりも、メロディにのったとき耳なじみの良い言葉に親しみを感じるのだ。
また、近年の都市型フェス人気からもわかるように、CDや配信で楽曲を購入するよりも、生の音楽を楽しみたいというライブ志向のリスナーが増えてきていることも挙げられるだろう。
歌詞をじっくりと読み解ける曲よりも、いかにみんなで楽しくリズムにノって盛り上がれる曲であるかが重要になってくる。
ヒット曲は時代を映しだす鏡。過去の音楽シーンを振り返ってみると、歌詞の時代、メロディの時代を繰り返しながら常に進化してきている。
5年後、10年後はまた「歌詞」が求められる時代がやってくるかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000349-oric-musi
引用元: ・【音楽】 音楽における「歌詞」の重要性が低下? メロディとの親和性や語感を重要視
自分もだけど
今更か
カラオケが流行ってメロディ重視になったとか言ってた
歌謡曲~J-POPだけで「音楽」を語られてもなぁ…。
自動車ショー歌が流行ったからだと思うけど
ラジオでながら聞きする層が増えたからとかなんとか
好きも嫌いもアレンジャー次第
どうせこの世は ホンダラダホイホイ だからみんなで ホンダラダホイホイ
インチキおじさん登場 いつだって忘れないエジソンは偉い人 そんなの常識
ももこは意味無く作った発言してるが
おどるポンポコリンはよく読み返すと以外にしっかりした意味がある。
日本のほうが歌詞大事にしすぎなんだよ なまじ耳に入りやすいから
10代20代に流行っている歌なんか全然受け入れられないわ
まぁ自分が若い時はそうだったんだろうけどさ
>人生の経験が歌詞を越えてくると共感できなくなるんだよな
これは凄いよくわかる
昔を思い出す、というのはあるんじゃない?
尾崎豊の歌詞で「俺も中学生の時はこれ聴いて『うんうん、わかるわかる』って感動してたんだよなあw」とか
同じ事を大事マンブラザーズの人が「しくじり先生」で言ってたね。
結局、人生経験を重ねると「歌なんて嘘っぱち」になるんだそうな。
嘘っぱちでええやん
本物志向の方?
自弁は何周かしてそれが愛しくなる事もあるけれどね
ふと童謡を聴いた感覚に似てるかも
歌は特に思い出も一緒に連れてくるからなあ
あの阿久悠が「こんな世界観を表現することはできない」と感服したのが阿木耀子
阿久悠が山口百恵の曲の作詞をしなかった理由もそこにある
阿木のは発想過程が読めないよな
静かに眠るというよりは、嫁さんが「先に寝るからね!」って放っておかれるだけなんだがw
同じ歌詞でも出会った時期で受け取り方変わると思いますよ
自分の感性も疑うべき
森高千里の詩はひどかった
なんもわかってねえな
森高の詩は吉田拓郎オーケンオザケン七尾旅人が絶賛してた
歌に付加価値なんて見出してない世代が増えたってことだしな
みんなが似たようなメロディやっていけばすぐに飽きられておわる
社会が作詞家を育ててこないからこうなるんだな
今までちゃんと意味のある歌詞で素晴らしいと思ったのは
その二人と中島みゆきぐらいだわ
たまに優れた歌詞が飛び出てくるが
音楽用語をそのまま歌詞にした「ポリリズム」が有名だけど、
歌詞すべて俳句で埋め尽くした「575」が素晴らしい
当たり障りのない歌詞をかけることが一番大事なんだと思う
曲を聴きたい時もある
どちらがどうという事でもない
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コメント一覧
※ 1.
2015年04月25日 17:13 ID:WR2TqwPY0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
そりゃポエムじゃなくて歌詞なんだから
メロに上手く乗ってるかどうかが大事だよ
意味よりも語感はサザンや井上陽水の時代からそうだよね
字余りを無理やりメロに押し込むのはミスチル
※ 2.
まとめブログリーダー
2015年04月25日 17:20 ID:LlEAzqd80 ※このコメントに返信する※
(e/d)
小室の歌詞がアレなのもこれが理由
※ 3.
私は名無しさん
2015年04月25日 17:22 ID:cbR4J1ps0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
今の歌って「歌詞」じゃなくて「文章」だからね
歌唱で表現可能な部分も書いたり、間が取れてなかったり
詰め込みすぎて単語1つのインパクトが弱まってる
もう日記書いてるのかと
※ 4.
私は名無しさん
2015年04月25日 17:25 ID:v.YGrNrs0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
メロディーにキレイに乗る、歌詞の発音が音楽。
ヒュムノス語とか好きだぜ。
※ 5.
私は名無しさん
2015年04月25日 17:39 ID:bWKfdgSn0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
チャックベリー「今さらか?」
※ 6.
まとめブログリーダー
2015年04月25日 17:44 ID:ujuyvot80 ※このコメントに返信する※
(e/d)
田中ヤスタカ「一理ある」
※ 7.
私は名無しさん
2015年04月25日 17:45 ID:6mQ34EKt0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
昔からある流れだよね。
でもBUMPの新譜とか聴けば歌詞が大事なもの分かる。
ってか色んな種類があればいいというだけ。
※ 8.
まとめブログリーダー
2015年04月25日 18:02 ID:BRUQqu.H0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
きゃりーぱみゅぱみゅが最高
※ 9.
2015年04月25日 18:23 ID:BIm.O3ZB0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
人間の容姿、音楽としてのファッション性、業界が中身蔑ろにしてる結果だろう。
容姿が悪けりゃ売り出されもしないのに何言ってんだか。
しかもその容姿もたかが知れてるんだから将来なんてないでしょ。
※ 10.
まとめブログリーダー
2015年04月25日 18:40 ID:nNB.ER5a0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
セリフ似てるからね〜シャブシャブとかやばい薬の名前連呼すれば売れるかもなーw
※ 11.
2015年04月25日 18:43 ID:dt0vE06U0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
近代の意味が薄い系の邦楽の流れを作ったのは小室だろうね。
脱力して気負わない方向を作ったのは奥田民生。
※ 12.
私は名無しさん
2015年04月25日 18:50 ID:B1BhYpk30 ※このコメントに返信する※
(e/d)
えっ歌詞って意味要らなくないですか?最初から。
だって日本語以外の気に入った歌、曲は歌詞の意味なんて分かんないけどテンポや曲はの雰囲気が好きってのもある事だし。
仮にその国で意味不明な内容の歌詞で歌ってたとしても。
俺は、歌自体に文章があり、メロディが付いてるから歌って認識。
歌詞自体の意味なんてどうでもいい派。
※ 13.
あ
2015年04月25日 18:52 ID:DApmk9Pm0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
ラップが音楽をダメにした、
※ 14.
私は名無しさん
2015年04月25日 19:03 ID:rRZnSgAG0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
愛とか希望とか薄っぺらな言葉を並べただけの歌詞ばかり、
元々、メロディやリズム重視で洋楽が好きだったのもあるかもしれないけど、
ここ数年でAKBなどのアイドルやきゃりーぱみゅぱみゅなどの曲を聴くようになったのは、心に残る作詞出来る人間が少なくなったんだろうな。
※ 15.
私は名無しさん
2015年04月25日 20:19 ID:Ch7c5SKJ0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
歌詞は適当に聞くことが多いけど
発音が変な歌い方は、いらっときて受け付けないな。
矢沢永吉、サザン、尾崎豊、B'sは、だめだった。
※ 16.
名無し
2015年04月25日 20:55 ID:RNyRt7uX0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
RADとかいう痛々しい歌詞から繰り出される神みたいな曲
※ 17.
私は名無しさん
2015年04月25日 21:29 ID:1JW6PXFZ0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
みんな、オペラを聴きなさい。
※ 18.
私は名無しさん
2015年04月25日 22:37 ID:NBNAD45p0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
長く愛される名曲と呼ばれるものは全て歌詞が優れていると思うが。
逆に歌詞がグダグダの名曲ってあるかな。
たくさん売れたにも関わらず今となっては完全に忘れられたナツメロはグダグダな歌詞が多いけど。
※ 19.
私は名無しさん
2015年04月26日 09:08 ID:GU7.3yHX0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
「ねえ、どの曲が好き?」って聞かれて答えると「その曲の歌詞いみわかんない」とか言ってくるま~ん
おまえ聞いたの曲じゃねえのかよ
※ 20.
私は名無しさん
2015年04月26日 10:10 ID:FNg3aQKl0 ※このコメントに返信する※
(e/d)
ビリー・ジーンという名曲にのせたただの愚痴
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